ぱ〜そなるケアでは、地域に根ざした訪問事業(訪問看護ステーション、ヘルパーステーション)を通して日々活動しています。今回は、ICTを支援する事業をスタートさせました。その名も「ぱテック」です。同じように奮闘されている小規模な事業所の皆さんに、少しでも力になれると嬉しいです。
BCPの悩み、これで解決!訪問介護の緊急時連絡・訪問支援アプリ
訪問介護事業所の皆様、BCP(事業継続計画)の策定・運用、本当に大変ですよね。特に緊急時における利用者様への連絡や訪問先での情報連携は、通常業務と異なるため混乱が生じやすいものです。
- 「利用者の連絡先が訪問先で把握できていない」
- 「誰がいつ、家族や本人に連絡したのか分からない」
- 「実際の訪問先が不明で、一度事務所に戻って情報収集してからでないと動けない」
これらは、多くの事業所様が抱える共通の課題ではないでしょうか。緊急時に迅速かつ的確な対応ができないと、利用者様にご迷惑をおかけするだけでなく、事業所の信頼にも関わります。



2024年度の介護報酬改定により、すべての介護サービス事業所にBCPの策定が義務付けられたことはご存じでしょうか? 努力義務だったBCP策定が義務化され、未策定の事業所には報酬減算という厳しい措置が適用される可能性があります。これは単なる義務ではなく、利用者様の安全を守り、事業を継続するための重要な経営戦略です。
しかし、多くの事業所様が「BCPは策定したものの、いざという時に本当に機能するのか不安」「現場での運用が複雑で、結局使われないままになりそう」といった悩みを抱えているのも事実です。特に、緊急時の連絡体制や情報共有の課題は深刻で、通常業務と異なるイレギュラーな対応は現場の大きな負担となります。
BCP対策はもはや「必須」!未実施の事業所は「減算」の恐れも
私たちは、このような現場の声を真摯に受け止め、訪問介護事業所のBCP運用における課題を解決するアプリを開発しています。このアプリは、緊急時における情報共有と連携をスムーズにし、現場の混乱を最小限に抑えることを目的としています。具体的には、以下の課題を解決できます。
1. 緊急連絡先・利用者情報の一元管理と即時アクセス
災害時など、いざという時に「あの利用者の連絡先はどこだ?」「家族の緊急連絡先が分からない」と慌てた経験はありませんか? 私たちのアプリでは、利用者様の緊急連絡先や既往歴、アレルギー情報などを一元管理。スマートフォンやタブレットからいつでもどこでも最新の情報にアクセスできるため、訪問先で慌てる必要はありません。事務所に戻って情報収集する手間が省け、迅速な対応が可能になります。
2. 連絡履歴の自動記録と情報共有の明確化
「誰が、いつ、誰に連絡したのか分からない」「連絡したのに伝わっていなかった」といった情報伝達のミスは、緊急時に致命的です。アプリでは、連絡の送受信履歴が自動的に記録されます。誰が、いつ、どの利用者様の家族や関係者に連絡を行ったかが明確になり、情報共有の漏れや重複を防ぎます。これにより、引き継ぎもスムーズになり、責任の所在も明確になります。
3. 正確な訪問先情報の共有と迷わない緊急時訪問
災害などでいつもと違う経路を通る必要がある時、訪問先の正確な位置が分からず迷ってしまうこともあります。アプリには、事前に登録された利用者様の訪問先情報(住所・地図・ルート案内など)が詳細に記録されています。緊急時でも迷うことなく利用者様のもとへ迅速に向かうことができ、大切な時間をロスすることなく、必要なケアを提供できます。
通常業務と変わらない操作感で、緊急時も「いつも通り」の安心を
「新しいシステムを導入すると、現場が混乱するのでは?」とご心配される方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。私たちのアプリは、日頃から使われているスマートフォンやタブレットで直感的に操作できるよう、使いやすさを追求しています。緊急時という切迫した状況でも、普段の業務と変わらない感覚で利用できるよう設計されています。
BCPは、万が一の事態に備えるだけでなく、日頃から業務フローを見直し、より効率的で安全なサービス提供を目指す上でも非常に重要です。私たちのアプリは、皆様のBCPへの取り組みを強力にサポートし、利用者様への安心と信頼を提供するための一助となると確信しています。
現在、モニター事業所を募集しています。なんといっても普通の介護事業所が独学で作成したアプリです。使用感を確認しながらより良いものを作り上げたいと考えています。ぜひ、共にアプリ制作への理解がある事業所の方にはモニター価格でのアプリ提供を行なっています。共に激変するこの時代を生き抜いていきましょう。
コメント