ぱ〜そなるケアでは、訪問看護介護事業に従事する職員の資質向上とキャリアアップを積極的に支援しています。以下のような多様な研修プログラムを通じて、職員一人ひとりの成長をサポートしています。地域に必要とされる人材となれるよう、専門性を活かした活動を行っています。
活動情報
| 開催時期 | 2025.7.17 |
| 活動内容 | ハラスメントについて |
| 場所 | ヘルパーステーションけあサポ 事務所内にて |
| 規模人数 | 11人 |
| 講師 | 猿渡鈴子 (看護師) 野林利行 (サービス提供責任者、実務者研修修了) |
研修の目的
近年、介護現場ではパワーハラスメント(パワハラ)、セクシャルハラスメント(セクハラ)、カスタマーハラスメント(カスハラ)など、多様なハラスメントが社会問題となっています。
本研修では、それぞれのハラスメントの正しい理解と、介護現場における具体的な予防策・対応方法を学び、職員が安心して働ける職場づくりおよび利用者様・ご家族とのより良い関係構築を目的として実施しました。
研修内容
研修では、以下のテーマを中心に学習・意見交換を行いました。
パワハラ・セクハラ・カスハラの定義と具体的な事例の共有
法的な位置づけや介護現場で起こりやすいケースを学びました。
カスハラ(利用者・家族からの過度な要求や不当な言動)についての深掘り
介護現場ならではの特徴、背景、潜在化しやすい要因を確認。
ハラスメント発生時の対応方法
・一人で抱え込まない
・早期の相談
・客観的に残す記録の重要性
・チームでの共有と組織的な対応
など、実務に直結するポイントを学びました。
グループディスカッション
・実際の事例や想定場面を用いながら、具体的な判断や対応を考える訓練を実施。
参加者の声
研修に参加した職員から、以下のような意見・気づきがありました。
- 「介護現場特有のカスハラについて具体例を通して理解が深まり、対応の難しさと重要性を実感した。」
- 「ハラスメントは“知っているだけでは足りない”。実際に行動できるよう日頃から意識を高めたい。」
- 「曖昧なままにせず、相談や記録を残すことの大切さを学んだ。」
- 「仲間同士のコミュニケーションや声かけひとつも、相手の受け取り方によってハラスメントになり得ると感じ、日々の関わりを見直したい。」
- 「個人の問題ではなく“組織全体で取り組むべき課題”であると再認識した。」
- 「困った時に相談しやすい雰囲気づくりが、何よりのハラスメント予防になると感じた。」
まとめ
今回の研修を通じて、ハラスメントは特別な場面だけでなく、日常のコミュニケーションや業務の積み重ねの中で発生し得るものだという理解が深まりました。
特にカスハラは、介護の現場ならではの課題であり、職員一人ひとりの心身の負担につながる重大な問題です。
ハラスメントを未然に防ぐためには、
- 正しい知識
- 声を上げやすい職場環境
- 相談窓口の活用
- チームで支え合う体制
- 具体的な記録の徹底
が不可欠です。
当事業所では、今回の研修での学びを活かし、
「安心して働ける職場」
「利用者様・ご家族・職員が互いに尊重し合える環境」
を目指して、今後も継続的に研修や取り組みを進めてまいります。
今後の課題と取り組み
1. ハラスメントの基準・線引きの明確化
特にカスタマーハラスメントは「どこからがハラスメントか」の判断が難しく、個人によって受け取り方が異なります。
事例を使った定期的な検討と、組織としての統一ルール策定が課題です。
2. 相談・報告しやすい職場環境づくり
パワハラ・セクハラ・カスハラはいずれも“相談しにくさ”が問題を悪化させます。
小さな違和感でも気軽に共有できる文化づくり、相談窓口の周知徹底が必要です。
3. ハラスメント発生時の対応ルールの整備
発生時のフロー(記録 → 相談 → 管理者対応 → 関係機関連携など)を明文化し、全職員が理解している状態を目指す必要があります。
4. 記録の重要性とスキル向上
ハラスメント対応では、客観的な記録が最も重要なエビデンスとなります。
特にカスハラ対策では、日時・状況・発言内容などを正確に残すスキルの向上が課題です。
5. 対人コミュニケーション能力の強化
無意識の言動がパワハラと受け取られるケースもあるため、
・声かけの仕方
・相手の状況への配慮
・伝え方の工夫
など、コミュニケーションの質向上が今後の課題となります。

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