ぱ〜そなるケアでは、訪問看護介護事業に従事する職員の資質向上とキャリアアップを積極的に支援しています。以下のような多様な研修プログラムを通じて、職員一人ひとりの成長をサポートしています。地域に必要とされる人材となれるよう、専門性を活かした活動を行っています。
目次
活動情報
| 開催時期 | 2025.9.3 |
| 活動内容 | 身体拘束について |
| 場所 | ヘルパーステーションけあサポ 事務所内にて |
| 規模人数 | 11人 |
| 講師 | 猿渡鈴子 (看護師) 倉吉木綿子(実務者研修修了) |
研修の目的
- 身体拘束が「他人事ではない」現実的な問題であることを理解する。
- 利用者の尊厳を守りながら、身体拘束を回避するケアの方法を学ぶ。
- 継続的な知識・技術の向上を図る。
研修内容
- 身体拘束の基本概念:拘束は原則行わない、やむを得ない場合のみ適切な判断で実施する。
- 事例紹介:病院から拘束された状態で退院してくる利用者への対応。
- 具体的対応:
- 離床促進・排泄パターン把握・環境整備
- おむつ外しやミトン使用の背景にあるニーズ理解
- 家族への丁寧な説明と同意取得
- ケア方針の転換:「拘束ありき」ではなく「まず外すこと」を前提に考える。
研修内容の振り返り
(1)身体拘束は「他人事ではない」現実的な問題
身体拘束が高齢者ケアの現場で誰にでも起こり得る課題であり、病院で拘束されたまま退院してくる利用者への支援が訪問介護・施設介護いずれの現場でも重要であることを再認識した。
研修では、拘束を外すための具体的手順として以下が紹介され、参加者からも学びが深かったとの意見が多かった。
- 離床の促し
- トイレ排泄の促進
- 排泄パターンの把握
- 夜間ケアの工夫
- 本人のニーズの再評価
- 環境整備(動線・安全対策・声かけ等)
これら“日々の小さなアセスメントと配慮”の積み重ねが、拘束予防に直結することが共有された
(2)意見交換の有意義さ
参加者同士の事例共有・議論は活発であり、様々な視点からの気づきを得られ、新たなケアの発想につながったとの声もあった。
まとめ
本研修では、身体拘束防止の理念だけでなく、現場で直面する具体的な対応方法について多くの学びが得られた。参加者からは、
- 「排泄パターンの把握や離床支援、環境調整など日々の小さなケアの積み重ねが拘束予防につながると分かった」
- 「家族への説明・同意はリスクゼロを約束するのではなく、尊厳を守るための協力を得るプロセスだと理解できた」
- 「ミトンやおむつ装着の背景には本人の不安やニーズがあり、そこを見逃さない視点が必要だと思った」
- 「参加者同士の意見交換で、自分では気づけなかったアセスメント方法や代替手段が参考になった」
今後の課題と取り組み
- 身体拘束を行わない明確な事業所方針の徹底
利用者・家族への周知と職員間での共通理解が不可欠。 - 退院直後の利用者に対するアセスメント強化
病院での拘束状況、生活背景、ニーズを丁寧に確認し、生活の再構築を支援する必要がある。 - 拘束回避のためのケア手順の継続的実践
排泄・離床・環境整備など、日常的に見直し続ける姿勢が求められる。 - 定期的な研修参加・職員教育の継続
知識のアップデートと組織全体の意識向上が重要。

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