虐待防止研修

 ぱ〜そなるケアでは、訪問看護介護事業に従事する職員の資質向上とキャリアアップを積極的に支援しています。以下のような多様な研修プログラムを通じて、職員一人ひとりの成長をサポートしています。地域に必要とされる人材となれるよう、専門性を活かした活動を行っています。

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目次

活動情報

研修の目的

高齢化が進む現代において、高齢者虐待の防止は介護の現場における最重要課題の一つです。
本研修では、虐待が「特別な場所で起きるもの」ではなく、介護現場全体に潜む構造的な課題であることを理解し、日常のケアの中に潜む“グレーゾーン”に気づく視点を養うことを目的としました。また、適切なケアの実践と、相談・連携しやすい職場体制づくりを促進し、利用者の尊厳を守る安全な支援につなげることを目指しました。

研修内容

今回の研修では、以下の内容について学びました。

  • 高齢者虐待防止法制定の背景と社会的課題
    高齢化に伴い、家庭・在宅・施設のいずれでも虐待が起こり得ることを理解しました。
  • 虐待の種類と実際の事例紹介
    身体的・心理的・経済的虐待、ネグレクト、身体拘束など、具体的なケースとともに考察しました。
  • 身体拘束の三要件(切迫性・非代替性・一時性)
    「本当に必要なのか」「他に方法はないか」を判断する視点を学びました。
  • グレーゾーンのケアとは何か
    良かれと思った対応が、本人の尊厳を損なう可能性があるという認識を深め、日々のケアの振り返りの重要性を確認しました。

在宅支援で起こりやすい課題(家族のストレス・カスタマーハラスメント)
訪問介護ならではのリスクや、職員が孤立しないための相談体制の必要性を学びました。

参加者の声

研修後のアンケートや感想から、実際の学びや気づきを一部ご紹介します。

  • 「虐待は加害者の悪意だけでなく、負担や環境の影響で誰にでも起こり得ると痛感した。小さな違和感を大切にしたい。」
  • 「訪問介護では利用者・家族との距離が近いため、言動への気配りが特に重要だと感じた。」
  • 「自分の中で“当たり前”になっていた対応が、利用者の尊厳を損なう可能性があると気づいた。」
  • 「ハラスメントや虐待は個人の問題ではなく組織の課題。相談しやすい環境づくりの大切さを実感した。」
  • 「新人として、迷ったら一人で抱えず相談することの重要性がわかった」

まとめ

本研修を通じて、虐待防止には 職員個人の意識向上だけでなく、組織全体の取り組みが重要である ことを改めて確認しました。
グレーゾーンのケアに気づく力、困ったときに相談できる体制、チームで支え合う環境づくりは、利用者の尊厳を守り、質の高い介護を実現する基盤となります。

今後も継続して学びを深め、安心して利用でき、働く人にとっても安全な介護サービスの提供を目指して取り組んでまいります。

今後の課題と取り組み

 1. グレーゾーン対応の判断力向上

虐待に直結しないものの、利用者の尊厳を損なう可能性のある“グレーゾーンのケア”は、判断が非常に難しい分野です。
職員間で事例共有やケース会議を定期的に行い、判断基準を統一していく必要があります。

2. 相談体制の強化と周知

虐待につながる可能性を一人で抱えず、早期に相談できる仕組みが不可欠です。
相談窓口の再確認、相談しやすい雰囲気づくり、管理者とのコミュニケーション体制の整備が求められます。

3. 家族支援・情報共有の充実

在宅介護では家族のストレスが虐待の温床となることがあるため、家族との情報共有や相談支援の充実が課題です。
介護負担軽減のアドバイスや地域支援につなげる機能の強化も必要です。

4. 身体拘束・不適切ケアに関する継続的な教育

身体拘束の三要件や代替手段の検討など、知識がないと判断ミスが生じる可能性があります。
定期的な研修・ロールプレイ・振り返りを通して職員の理解を深めていくことが重要です。

5. 記録と情報共有の徹底

小さな違和感でも記録し、組織的に早期発見できる体制づくりが必要です。
記録の質・量・共有の方法を見直すことが課題になります。

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